VOSTOK Journal

中央アジアが近づく秋

昨日閉幕したアジア大会(愛知・名古屋大会)では、日ごろ日本ではあまり耳にすることのない中央アジアの国々の名前を、何度も耳にしました。

ウズベキスタンはメダル合計70個で総合5位。カザフスタンは総合8位でしたが、金・銀・銅を合わせたメダル総数では84個で全体5番目となり、両国とも大きな存在感を見せました。

私が特に盛り上がったのは、サッカー準決勝の日本対ウズベキスタン戦です。
ウズベキスタンが先制し、日本が終盤に追いつく展開。延長戦でも決着がつかず、最後はPK戦へ。
9対8という激戦の末、日本がようやく勝利をつかみました。
完全なアウェーの中で、日本を最後まで苦しめたウズベキスタンの選手たちの戦いぶりには、とても感動しました。

そして、そんなタイミングで届いたのが、Air Astanaによるアルマティ―成田の直行便就航のニュースでした。
運航開始は今年11月30日。週2便、所要時間は約7時間半。
中央アジアと日本を結ぶ直行便は、既存のタシケント便に加え、久しぶりに新たな路線が加わることになります。

この直行便、カザフスタンに関わる私たちにとっては、長く待ち望んできたものでした。
一度は就航しながら、直後にコロナ禍で停止。その後も何度か計画されながら、さまざまな実務上の課題があり、なかなか本格的な再開には至りませんでした。
しかし今年に入り、日本政府関係者のカザフスタン訪問や、両国要人による面談なども目に見えて増え、両国間の動きが活発になっていました。
「そろそろ直行便の機運が本格的に高まってきたな」と感じていた矢先の、嬉しいニュースでした。

また、ウズベキスタンを訪れる日本人観光客は、ここ最近、急激に増えたように感じます。
現地では「多い時には観光客の7〜8割が日本人ではないか」と話す人もいるほどです。

前回ご紹介したドラマ『VIVANT』の人気も続いています。
今後はアルマティを経由して、続編の舞台となったアゼルバイジャンなどへ、「VIVANTの聖地巡り」に出かける日本人も出てくるでしょう。

これほどまでに中央アジアを身近に感じられることは、これまでありませんでした。
日本と中央アジアの関係が、新しい段階に入ったように思います。