VOSTOK Journal

春を迎えて

日本では桜のシーズンも終わり、気温の上昇とともに、季節は夏へと向かっているように感じます。


一方、私は先週からカザフスタンに来ていますが、こちらはまさに春の真っ盛り。
街には人の往来が増え、公園では外で遊ぶ子どもたちの姿を多く見かけます。


日本では、桜の開花時期を気にしながら春の訪れを待ちわびますが、
私がロシアに住んでいた90年代、長く厳しい冬を耐えたあとに訪れる春の喜びは、今でも強く印象に残っています。
日が長くなり、空気が和らぎ、人々の表情が一気に明るくなる。
「ああ、これが春なんだ」と毎年実感していました。

どんなに厳しい冬も、必ず春になる。
これは人生においても、社会においても同じことだと思います。


今年、私は初めて、満開の桜に彩られた愛知県の岡崎城を訪れました。
岡崎は、江戸幕府を開いた徳川家康の生地として知られています。


当時、徳川家の前身である松平家は周囲の大国に翻弄される小さな勢力であり、
家康自身も人質として他家に預けられるなど、決して恵まれた環境ではありませんでした。
それでも家康は、織田・豊臣の時代を忍耐強く乗り越え、江戸を築き、約300年にわたる泰平の世の礎をつくりました。

桜に彩られた岡崎城は本当に美しく、その景色がどこか家康公の人生と重なって見えました。


創業2年目を迎える今期、
自分自身にとっても、良いスタートを切ることができたように感じています。