VOSTOK Journal

新年の御挨拶

明けましておめでとうございます。

合同会社Vostok交易は、創業から半年を迎え、本年は将来へと続いていく事業の基礎を築く、大切な一年になります。
引き続き、皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

私自身が事業を行うにあたって、常に大事だと思っていることがあります。
それは「平和」であるということです。

私たち民間人が国境を越えて商いを行うためには、平和で安全であるということが最低限の前提となります。
これまでも、軍事行動やテロによって海外出張が中止や変更となった経験はありますが、私自身にとって特に大きな衝撃だったのは、長く関わってきたロシアとの取引が停止されたことでした。
平和とは、民間交流の原点です。
最初の橋を架ける役割は、確かに政治の力が大きいでしょう。
しかし、その橋を大きく強固に、崩れざるものへと育てていくのは、経済活動をはじめとする民間交流でしかないと私は考えています。

その意味で見ると、中央アジアと日本の関係は、まだ一本の細い橋が架かっているに過ぎず、決して盤石とは言えません。
今の世界情勢について、100年前の技術革新と経済成長、その後の格差拡大と大恐慌、そして保護主義から戦争へと移り変わっていった時代と重なると指摘する専門家も少なくありません。

京セラ創業者の稲盛和夫氏は、現代資本主義の問題は、制度やシステムではなく、放任的な自由主義や利己的な成果主義といった精神性にあり、正しい倫理観と強い道徳観を備えなければ、現代の課題を乗り越えることは難しいと指摘しています。

ロシアの文豪トルストイは「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない」と述べています。

私たちは、中央アジアと日本の商業的な発展を通じて、お客様だけでなく、関わるすべての人が幸福になる事業構築を目指したいと考えています。
そして、そのパイプを一つひとつ太くしながら、微力ではありますが、中央アジア、そしてロシア・CIS地域と日本の平和友好に貢献できる企業へと成長していきたいと思います。

日本には「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。
何事も、最初の決意と計画が肝心だという意味です。

今の私たちの規模からすれば、少し大きすぎる志かもしれませんが、新年の始まりということで、どうかご容赦ください。

本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。