VOSTOK Journal

氷点下のアスタナ

もう氷の張った池で遊ぶ子供らもいます。
空気は刺すように冷たいのに、散歩している人は驚くほど多く、私も仕事の合間に1時間ほど歩きます。

歩き終えた後、血のめぐりが急に戻ってきて体がかゆくなるのは、こちらの冬の“洗礼”です。

外を歩くと、この街が変わっていく速さを肌で感じます。
店が増え、建物が増え、若い家族の姿も去年より多くなった。
生活がどんどん豊かになり、発展していくアスタナ。
散歩中に「日本にある○○があれば、この街でもきっと役に立つのに」と思うことがよくあります。

そんな“アイデアの種”を拾いながら歩くのが、最近の習慣です。

一方で、変わらないものもあります。
人々の穏やかで温かい雰囲気。
街の空気に“圧”がない。これは暮らしていると本当によく分かるし、日本の人たちにも是非知っていただきたいところです。

ただ、車に乗ると急に気性が荒くなるのはなぜでしょう。
これは世界共通の現象ですね。私も妻にしょっちゅう怒られてます…。

この度、Vostok交易のHPを立ち上げました。
こちらでは、カザフスタン・中央アジアと日本を行き来する中で見えたこと、気づいたことを紹介しながら、良いモノをつなぐ視点や日々の生活の感覚を少しずつ書いていきます。

今後とも、どうぞ宜しくお願いします。